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福井県立大学看護福祉学部長:糸川嘉則氏
◆水道水にビタミンB1を入れて放置すると時間がたつにつれ、ビタミンB1が減少していくことが判明。
◆蒸留水に入れた場合はビタミンB1の減少は認められなかった。
◆一度煮沸して冷却した水道水にビタミンB1を入れた場合も、ビタミンB1は減少しなかった。
◎水道水に含まれ、煮沸すると蒸発する物質には塩素が考えられる。
・蒸留水に塩素を加えてビタミンB1に対する影響を調べたところ、添加した塩素の量が増えるにつれ、ビタミンB1の量が早く減少することがわかった。
・ビタミンB1と塩素が反応するとビタミンB1が二つの部分に分かれ、本来の作用がなくなってしまうのである。
◆実生活において塩素の影響を見るために蒸留水と水道水を用いて米を調理した。
・米を研ぐ過程では蒸留水も水道水もビタミンB1の量が60%減少した。これは米ぬかや胚芽など、米の中でビタミンB1を豊富に含んでいる部分が、米を洗う事により脱落するためである。
・炊飯に蒸留水を使用するとビタミンB1の量は減少しなかったが、水道水では35%にまで減少した。これは塩素の影響と考えられる。
◎水を安全に保つには塩素消毒が欠かせないので、塩素の作用によってビタミンB1の量がある程度分解されるのは仕方がない。その分、余計にビタミンB1を摂る必要がある。 |
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