| 項目 |
標準範囲 |
標準範囲外の場合に
疑われる異常 |
解説 |
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G
O
T
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8〜40(IU/l) |
<GOTが高い場合>
・心筋梗塞
・肝炎
・肝硬変
・筋ジストロフィー
<GPTが高い場合>
・肝炎
・脂肪肝
<GOTとGPTがともに高い場合>
◇GOT・GPTともに非常に多い
→ピーク時には数千単位
・急性肝炎
◇GOTがGPTより高い
・肝硬変、肝臓がん
◇GPTがGOTより高い
・慢性肝炎、脂肪肝
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GOT、GPTともに、アミノ酸の造成を促す酵素です。
GOTは、心臓に最も多く含まれ、ほか肝臓、骨格筋にも含まれます。
GPTは、ほとんど肝臓に含まれています。
新陳代謝により死んだ細胞中にあったGOT、GPTが血液中に流れ出すため、血中には常に一定量のGOT、GPTが含まれますが、肝臓や心臓の細胞が病気で壊されると大量のGOT、GPTが流れ出て、その値が大きくなります。
過激な運動をするとGOTが多くなります。
GOT、GPTの単位はかつてカルメン単位(KA)が主流でしたが、現在は国際単位(IU)が一般的になっています。
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G
P
T
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5〜35(IU/l) |
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γ
│
G
T
P
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60(IU/l)未満 |
・アルコール性肝障害
・急性肝炎
・肝臓がん
・膵炎
・閉塞性黄疸 |
γ−GTPとは、主に肝臓や腎臓、膵臓などに含まれる酵素です。
これらの臓器に障害があると血液中に流れてきます。
アルコール性肝障害に対し敏感に反応するため、アルコール性肝障害の予防、早期発見に有効な検査です。
一般的に女性の方が数値が低いです。
また、いつも酒を飲んでいる人は、しばらく酒を断っても高い数値となります。
アルコールを大量に飲むと肝臓の働きが低下し、中性脂肪が肝臓にたまるため、脂肪肝の原因になります。
γ-GTPだけが高いときは、アルコールが原因の肝障害かすい臓の病気(膵炎、すい臓がん)が考えられます。この場合には数日間禁酒した後に、再び検査をします。それでも、数値の低下が見られない場合は、肝臓かすい臓に障害がある可能性が高くなります。超音波検査やCT検査、アミラーゼ検査など、肝臓とすい臓の精密検査を行います。
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A
L
P
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100〜280(IU) |
<高い場合>
・急性肝炎
・慢性肝炎
・肝硬変
・胆道疾患
<低い場合>
・甲状腺機能低下症
・前立腺肥大症
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ALP(アルカリフォスファターゼ)とは、リン酸化合物を分解する働きをする酵素です。
多くの臓器、器管に含まれ、これらの臓器に異常があれば血液中に漏れ出て数値が上昇します。
ただし、体内のあちらこちらに存在しているため、ALP値だけで異常の種類を特定することはできまでんので、GOT、GPTなど他の検査も同時に行って、併せて判断します。
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H
B
s
抗
原
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陰性(−) |
・急性肝炎
・慢性肝炎
・肝硬変
・肝臓がん |
HBs抗原とは、血清中に存在するB型肝炎ウィルスのことです。
HBs抗原・抗体検査を行うことにより、B型肝炎ウィルスに感染しているかどうかを知ることができます。
検査で陽性(+)反応が認められても、発病に至らないキャリアは、国内に200〜300万人存在するといわれています。
キャリアはほかの人に感染させない配慮が必要になります。
肝炎の80%はウィルスによるもので、その半数以上はB型・C型肝炎ウィルスによるものです。
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総
蛋
白
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6.5〜8.2(g/dl) |
<高い場合>
・慢性肝炎
・肝硬変
・多発性骨髄腫
・脱水症状
<低い場合>
・肝硬変
・ネフローゼ症候群
・低蛋白血症
・消化吸収障害
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総蛋白(TP)とは、血清中に含まれる100種類以上の蛋白質の総称です。
総蛋白のうち特に比率の高いものとして、アルブミンとグロブリンがあります。
アルブミンは肝臓でのみ、グロブリンは肝臓以外で、それぞれ作られます。
人体には血液中の蛋白量を一定に保とうとする働きがあるので、病気になっても、総蛋白量が大きく変化することは少ないです。
逆に言えば、わずかな変化が大きな異常に起因している可能性があります。
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ア
ル
ブ
ミ
ン
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4.1〜5.1(g/dl) |
<高い場合>
・慢性肝炎
・肝硬変
・多発性骨髄腫
・脱水症状
<低い場合>
・肝硬変
・ネフローゼ症候群
・消化吸収障害
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アルブミンとは、血液中の蛋白質の一つで、血液の水分を保持する働きをします。
アルブミンは肝臓でのみ作られるので、肝臓に異常があると値が減少します。
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T
T
T
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1.5〜7
(クンケル法) |
<TTTが高い場合>
・急性肝炎
・慢性肝炎
・肝硬変
・糖尿病
・膠原病
<ZTTが高い場合>
・急性肝炎
・慢性肝炎
・肝硬変
・肝臓がん
・膠原病
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どちらも肝機能の検査法で、血清の成分に試薬を加え混濁の程度を判定する検査です。
血液中の蛋白質のうち特に比率の高いものとして、血液の水分を保持する働きをするアルブミンと、免疫機構で抗体の役割を果たすグロブリンがあります。
肝臓に異常があるとアルブミンが減り、グロブリンが増えます。
血清の混濁はグロブリン量に比例することから、混濁の程度で肝臓の状態を把握できます。
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Z
T
T
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4〜12
(クンケル法) |
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総
ビ
リ
ル
ビ
ン
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0.2〜1.0(mg/dl) |
<高い場合>
・急性肝炎
・慢性肝炎
・肝硬変
・肝臓がん
・肝石
・溶血性黄疸 |
ビリルビン(T−Bil)とは、寿命が尽きた赤血球をもとに作られる黄色の色素で、血液中の量が多くなると皮膚が黄色くなり、黄疸が現れます。
黄疸が出る原因はほとんどが肝臓に異常のある場合で、このことから、この検査により黄疸が出る前に肝臓の異常を知ることができます。
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L
D
H
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50〜400(IU/l) |
<高い場合>
・急性肝炎
・心筋梗塞
・腎不全
・悪性貧血
・白血病
・リウマチ
・筋ジストロフィー |
LDH(乳酸脱水素酵素)とは、糖分がエネルギーに変わる時に働く酵素の一種で、身体の中のあらゆる細胞に含まれています。
したがって臓器に異常があり、破壊されると血液中に流れ出て値が多くなります。
LDH値は変動しやすく、軽い運動でも上昇します。
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A
/
G
比
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1.2〜2.0 |
・慢性肝炎
・肝硬変
・膠原病 |
A/G比とは、血清蛋白成分の中で特に濃度が高い、アルブミンとグロブリンの比をとる検査です。
健康な状態でアルブミンとグロブリンの比は、おおむね、2:1です。
アルブミンは肝臓でのみ作られるため、肝臓の異常でアルブミンが減少すると、A/G比も小さくなります。 |
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ア
ミ
ラ
│
ゼ
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8〜16
(ウォル・ゲームス法) |
<高い場合>
・急性膵炎
・膵臓がん
・肝、胆道疾患
・腎不全
<低い場合>
・慢性膵炎
・肝硬変
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アミラーゼとは、消化酵素のひとつで、澱粉などの糖分を分解する働きがあり、主に膵臓や唾液腺から分泌されます。
膵臓や膵管に障害があると、血液中に流れ出し、数値が上昇します。
通常、膵臓から分泌された酵素は、十二指腸内で活性化され消化酵素として働きますが、何らかの理由でこの酵素が膵臓内で活性化されると、膵臓自体が消化されることになり、激痛を伴う急性膵炎を起こします。
慢性膵炎は、主にアルコールの多飲に起因して発病します。
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コ
リ
ン
エ
ス
テ
ラ
│
ゼ
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0.8〜1.1
(フェノールレッド法l) |
<高い場合>
・ネフローゼ症候群
・脂肪肝
・甲状腺機能亢進症
・糖尿病
<低い場合>
・慢性肝炎
・肝硬変
・肝臓がん
・膠原病
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コリンエステラーゼ(ChE)とは、肝臓でのみ作られる酵素で、肝臓の障害を把握するのに有効です。
数値は年齢とともに低下し、女性は男性よりも低い傾向にあります。
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L
A
P
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200(GR)以下
または
25〜511(IU) |
<高い場合>
・胆石
・肝炎
・胆管系のがん |
LAP(ロイシン・アミノ・ペプチターゼ)とは、蛋白質分解酵素の一種で、肝臓や膵臓、胆道などに多く含まれています。
このため、LAP値は肝臓や胆道の病気発見の手がかりとなります。 |